女性・こどもの整体院 MOMIJIには、総社市をはじめ、近隣地域からさまざまなお身体のご相談が寄せられています。
その中でも特に多いのが、サッカーを頑張っているお子様に関するご相談です。
「練習や試合でケガをしないか心配」
「足首の捻挫や膝の痛みを何度も繰り返している」
「走り方やジャンプの着地の仕方が気になる」
サッカーを頑張るお子様のケガ、心配ではありませんか?
サッカーに夢中で頑張っているお子様の姿は、保護者の皆様にとって何よりもうれしいものですよね。
その一方で、
「練習や試合でケガをしないかな」
「何度も同じところを痛めているけれど、大丈夫だろうか」
そんな心配が頭をよぎることも、決して少なくないのではないでしょうか。
特に成長期の子どもたちは、接触プレーやジャンプの着地などで身体を痛めやすく、一度ケガをしてしまうと、大好きなサッカーをしばらくお休みしなければならないこともあります。
もし、そのケガのリスクを、科学的根拠に基づいた準備運動で大きく減らせるとしたら、どうでしょうか。
国際サッカー連盟(FIFA)が主導して開発した、子ども向けのウォーミングアップ・プログラム
「FIFA 11+ Kids」は、世界中の研究によって、その高い効果が証明されています。
「FIFA 11+ Kids」がもたらす、科学的に証明されたケガの減少率

- 全体的なケガのリスクが 約48%〜50%減少
- 重傷(骨折など、約1ヶ月以上プレーから離脱しなくてはならない重いケガ)のリスクは 約74%減少
- 下半身(膝や足首)のケガも 大幅に減少
これらの数字は、単なる気休めではありません。
世界中の何千人もの子どもたちを対象とした研究によって示された、信頼性の高いデータです。
では、これほど高い効果が認められているプログラムとは、一体どのようなものなのでしょうか。
世界が認める予防プログラム:「FIFA 11+ Kids」とは?

ユース年代のスポーツにおいて、ケガを未然に防ぐためには、単に体を温めるだけでなく、科学的根拠に基づいた標準的なウォーミングアップが欠かせません。
その世界基準として、専門家たちが総力を挙げて開発したのが「FIFA 11+ Kids」です。当院では、この世界基準のプログラムがなぜ効果的なのか、その本質を施術と指導に取り入れています。
このプログラムは、ただの準備運動ではありません。
ケガをしやすい子どもたちの身体的特徴を深く理解し、「ケガをしにくい身体の使い方」を自然に習得させることを目的としています。
- 対象年齢: 7歳から13歳の子ども向け
- 所要時間: 約15〜20分
- 構成: 7つの運動で構成されるウォーミングアップ
- 目的: 単に体を温めるだけでなく、遊びの要素を取り入れながら「体幹の安定性」「正しい着地や転び方」に加え、「周囲を素早く見て判断する力(空間認知能力)」を自然に身につける
このプログラムは、FIFAの医学研究機関であるF-MARC(FIFA Medical Assessment and Research Centre)の国際的な専門家パネルによって開発されました。成長期の選手の身体発達や、この年代に頻発するケガの種類を考慮して設計されており、科学的にその予防効果が実証されています。
しかし、これほど効果が証明されているにもかかわらず、多くのサッカーチームで導入が進んでいないという現実があります。その背景には、現場ならではの課題が存在するのです。
理想と現実:なぜ、これほど効果的なのに現場で普及していないのか?

「これだけ効果があるなら、すぐにでもチームで取り入れるべきだ」と感じるかもしれません。
ただ、保護者の皆様やコーチの方であれば、理想的なプログラムを毎週の練習で継続することが、どれほど大変かもご存じではないでしょうか。
実際に、「FIFA 11+ Kids」が広く普及するには、いくつかの現実的な壁があります。
- 認知度の低さ
- ある調査では、対象となったコーチの約14%しかこのプログラムを知らなかったという衝撃的な報告があります。効果以前に、その存在自体が指導現場に十分に届いていないのです。
- 継続の難しさ
- 現場のコーチからは
- 「時間がかかる」
- 「全選手を監督し、正しいフォームを修正するのが難しい」
- 「子どもたちが単調な動きに飽きてしまう」
- といった声が上がっています。マニュアル通りに、すべてを完璧に、そして継続して行うことは、決して簡単ではありません。
- 現場のコーチからは
これらの課題は、単にプログラムを知っているだけでは不十分であり、その効果を最大限に引き出すためには、プログラムの本質的な「目的」を理解することが何よりも重要であることを教えてくれています。
整体院MOMIJIの視点:「なぜその動きが必要か」という本質に着目

当院では、チームに「FIFA 11+ Kids」の全メニューを厳格に実施するよう求めるアプローチは取りません。
それよりも、このプログラムが「なぜ」ケガの予防に繋がるのか、その科学的根拠(身体の使い方の要点)に着目し、一人ひとりのお子様の身体評価と施術に取り入れています。
「FIFA 11+ Kids」が目指す身体の使い方の本質を、以下の3つの重要な原則に集約して捉えています。
- 膝のアライメント(向き)
- 体幹の安定性
- 衝撃吸収のメカニズム
これら3つの原則こそが、サッカーで多発する急な方向転換やジャンプ着地時の膝の捻り、相手との接触プレーでのバランス喪失といった場面で、ケガを防ぐための科学的な土台です。
当院では、この視点をお子様一人ひとりの身体を評価するための「レンズ」として活用しています。
MOMIJIの施術前の評価:お子様の身体、3つの重要ポイント

私はこれまで19年間、医療の現場で作業療法士としてリハビリテーションのプロとして多くの方に向き合ってきました。
これらの経験や知識、技術に加えて、前述の3つの原則に基づき、お子様の身体が正しく使えているかを評価します。
もしお子様が「よく捻挫する」「膝が痛いと言うことが多い」といった悩みを抱えている場合、その原因はこれから挙げるポイントのどこかにあるかもしれません。
- 膝の向き(Knee Valgus):着地や踏ん張る時に、膝が内側に入っていませんか?
- これは「ニーイン」とも呼ばれ、膝への負担が極端に増す危険な動きです。特に女子選手に多く見られ、前十字靭帯(ACL)損傷といった大きなケガに繋がる重大なリスクサインです。プレー中の急な方向転換やジャンプの着地時に、この癖が出ていないかをチェックします。
- 体幹の安定:片足立ちや相手との接触プレーの際に、上半身がぐらつかず、骨盤を水平に保てていますか?
- サッカーは片足でボールを蹴る、片足で踏ん張るなど、常に片足立ちの連続です。このとき体幹が不安定だと、バランスを崩して転倒しやすくなるだけでなく、軸足の膝や足首の関節に過剰なねじれのストレスがかかります。
- 衝撃吸収:ジャンプからの着地時に、足首や膝だけで着地するのではなく、股関節や太ももといった大きな筋肉をクッションのように柔らかく使い、地面からの衝撃をうまく逃がせていますか?
- 着地の衝撃を足首や膝だけで受け止めようとすると、そのエネルギーは直接、関節や靭帯にダメージとして伝わります。股関節から身体全体を使って柔らかく着地する技術は、ケガを防ぐ上でとても重要です。
このような評価を通じて、ケガの根本原因となっている身体の使い方の癖を特定します。それは、単に痛みのある場所をマッサージするだけでは決して解決しない、本質的な問題なのです。
大好きなサッカーを長く楽しむために

繰り返し発生するケガの多くは、偶然ではありません。その背景には、お子様自身も気づいていない「身体の使い方の癖」が隠されています。
整体院MOMIJIでは、世界的に効果が証明されている「FIFA 11+ Kids」の科学的原則に基づき、専門家がお子様の身体を評価し、ケガに繋がる根本的な原因を突き止めます。
目的は、一時的に痛みを和らげることだけではありません。お子様一人ひとりに合わせた身体の使い方をアドバイスし、将来にわたってケガをしない身体づくりをサポートすることです。
もしあなたのお子様が、足首の捻挫を繰り返していたり、膝の痛みを頻繁に訴えたりしているのであれば、ぜひ一度、当院のボディチェックをご検討ください。それは、お子様がこれからも大好きなサッカーを安全に、そして長く楽しむための、最も確実な一歩となるはずです。

まずはお気軽にご相談ください
「この程度で相談してもいいのかな」
「もう少し様子を見た方がいいのかな」
そんなふうに迷われることもあるかもしれません。
女性・こどもの整体院 MOMIJIでは、
必ずしも施術を受けることを前提にしていません。お子様の身体の状態や、ケガへの不安について、まずはお話をお聞きすることから大切にしています。
今すぐの痛みがなくても、
「少し気になる」「ケガを予防したい」
このような段階でのご相談も、どうぞ安心してお声がけください。
お子様が大好きなサッカーを、これからも安全に、そして長く楽しんでいけるように。そっと寄り添いながらサポートさせていただきます。
サッカー少年・少女のお客様の声をご紹介




\ 今すぐ空きチェック /
こんな方におすすめ
すぐに予約状況を確認したい
自分の予定に合わせて予約したい
まずは質問や相談をしてみたい
24時間いつでもOK!
\ 気軽に質問OK /
こんな方におすすめ
ちょっと聞いてみたいことがある
施術や料金のことを確認してから予約したい
友だち追加で、トークから直接ご相談いただけます。
\ 直接話して安心 /
こんな方におすすめ
直接スタッフと話して予約したい
ネットやLINEが苦手な方
受付時間:9:30〜16:00
施術中は出られない場合がありますが、折り返しご連絡いたします。
参考文献リスト
1. 「FIFA 11+ Kids」の傷害予防効果(ケガの減少率)に関する研究
- 論文タイトル: A Multinational Cluster Randomised Controlled Trial to Assess the Efficacy of ‘11+ Kids’: A Warm-Up Programme to Prevent Injuries in Children’s Football
- 著者: Rössler R, Junge A, Bizzini M, et al.
- 掲載誌: Sports Medicine (2018)
- 内容: 4カ国(スイス、ドイツ、チェコ、オランダ)の7〜12歳のサッカー選手約4,000人を対象とした大規模研究。通常のウォーミングアップと比較して、全体的な怪我のリスクを48%減少させ、重傷リスクを74%減少させたことを報告しています。
2. プログラムの有効性に関する最新の統合的解析(メタ分析)
- 論文タイトル: Effects of the “FIFA11+ Kids” Program on Injury Prevention in Children: A Systematic Review and Meta-Analysis
- 著者: Yang J, Wang Y, Chen J, et al.
- 掲載誌: International Journal of Environmental Research and Public Health (2022)
- 内容: 複数の研究データを統合して解析した結果、FIFA 11+ Kidsが子どもの全体的な怪我(約50%減)、下半身の怪我、および膝・足首の怪我のリスクを有意に減少させることを結論付けています。
3. プログラムの構成と目的(マニュアル)
- 資料名: FIFA 11+ for Kids Manual – A warm-up programme for preventing injuries in children’s football
- 発行: FIFA Medical Assessment and Research Centre (F-MARC)
- 内容: プログラムが7〜13歳を対象とし、空間認知、身体の安定性(体幹)、適切な転倒テクニックに焦点を当てて開発されたこと、および全7種目の構成について詳述されています,,。
4. 導入の課題と認知度に関する調査
- 論文タイトル: FIFA 11+ Kids: Challenges in implementing a prevention program
- 著者: Franchina M, Turati M, Tercier S, et al.
- 掲載誌: Journal of Children’s Orthopaedics (2023)
- 内容: 現場のコーチを対象とした調査において、プログラムの認知度が約14%にとどまることや、導入の障壁として「時間がかかる」「子どもが退屈する(モチベーション維持の難しさ)」「正しいフォームの監視が難しい」といった点が挙げられていることを報告しています。


